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雄大な有明海の海苔漁場
(バックの山は、爆発当時の雲仙普賢岳)
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潮の満ち干きによって、海苔網が海中から顔を出す。
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有明海は、全国でも海苔の産地として有名です。
その中でも柳川の海苔は、質・味とも優れており、全国の皆さまから喜ばれています。
同じ有明海で採れたのに柳川の海苔がどうして美味しいのか?
それは
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(1) | 海苔の採れる場所(漁場)が、筑後川と矢部川から運んでくる栄養分を最も受ける位置にあるからです。 |
(2) | 海苔は海水だけでは、歯ざわりが堅くまた、淡水では育ちません。 筑後川の淡水と、有明海の海水がうまく交わる漁場では、歯ざわりの柔らかい海苔が採れます。 |
(3) | 有明海は、世界でも珍しく、干満の差が大きい海です。 その差は最大5.5〜6メートルもあります。 そのため干満の際は、海苔が太陽の光線をいっぱいに浴びアミノ酸を多く吸収します。 太陽の光線を浴びた海苔は、見た目は赤黒く見えます。 |
(4) | 干満時には、干潟が現れます。この干潟こそが海苔や魚貝類に必要な栄養分を蓄積し、栄養源となっているのです。 |
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